しもやけを水虫と勘違いして病院に来る人が増えています。
皮膚科の医師によると、「指がパンパンに腫れて、痛い・かゆい・夜寝られない。曲げるのもつらいという症状の方」が多いそうです。
エアコンなどの暖房器具が発達して、しもやけの感覚を忘れてしまった人が多くなりました。
また、しもやけは子どもがかかるものという先入観から、自分の症状がしもやけだと気づかないで、手足のムズムズやかゆみを水虫と勘違いしてしまうのです。
一度水虫だと思い込むと、自分で治そうと市販の水虫の薬をつけるのですが、実はしもやけなので治るはずがありません。
そうして症状が悪化してから来院するのです。
しもやけと水虫を見分けるポイント
しもやけと水虫の症状はどう違うのでしょうか。
水虫
水虫は白癬(はくせん)菌というカビの一種が皮膚の角質に入り込み繁殖し、かゆみを引き起こします。
皮がむける、水ぶくれができる、角質が硬くなりガサガサするといった特徴があります。
しもやけ
しもやけの場合、感染によるものではなく、寒暖差で血行が悪化してかゆみが起こります。
指が赤くに腫れる、寒いところから暖かいところに行くとかゆみが増す特徴があります。
そんな馬鹿なといわないで!
思い込みとは怖いものです。
「水虫」と「しもやけ」を間違うわけがないと思うかもしれませんが、意外と多いみたいですね。
かゆみや痛みを伴うということでは同じ、「水虫」と「しもやけ」。
もしかすると、あなたが「水虫」だと思っているのは「しもやけ」で、「しもやけ」だと思っているのは「水虫」かも知れません。
不安に思ったらお医者さんへ行きましょう。