【新製品】佐藤製薬とエーザイ 「ネイリンカプセル」承認取得=20年ぶり

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佐藤製薬とエーザイから爪水虫に効く新しい薬「ネイリンカプセル」が出ます。

飲み薬なので皮膚科で処方という形でしょうか。

薬局では売らない感じですね。

水虫の飲み薬としては約20年ぶりの製造販売の承認です。

薬の公定価格である薬価の決定を経て、数カ月以内に発売される見通しです。

2018/01/19

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薬効成分はラブコナゾール

▽ネイリンカプセル100mg(ホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物、佐藤製薬):爪白癬を対象疾患とする新有効成分含有医薬品。

ホスラブコナゾールは新規の経口抗真菌剤。主活性成分のラブコナゾールの溶解性や生体内利用率を向上させたプロドラッグで、ヒトに投与すると速やかにラブコナゾールに変換される。ラブコナゾールは、真菌細胞の膜成分であるエルゴステロール生合成を阻害することにより、抗真菌作用を示す。

佐藤製薬株式会社(本社:東京都港区、社長:【佐藤誠一】、以下 佐藤製薬)は、有効成分ホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物を含有した経口抗真菌剤「ネイリン®カプセル100mg」について、「爪白癬」を効能・効果とする医薬品製造販売承認を2018年1月19日付で取得いたしました。

佐藤製薬とエーザイ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)は、本剤に関連する適正使用情報を共同で提供いたします。

「ネイリン®カプセル100mg」の有効成分であるホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物は、エーザイが創製した新規のトリアゾール系抗真菌剤です。佐藤製薬は、爪白癬患者を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験を実施し、本剤の有効性と安全性を確認したことから、2017年1月に製造販売承認申請を行いました。

爪白癬は日本人の10人に1人、約1,100万人が罹患していると報告されています。今回の「ネイリン®カプセル100mg」の医薬品製造販売承認取得により、経口の爪白癬治療剤としては約20年ぶりの新薬誕生となります。

佐藤製薬とエーザイは、本剤を爪白癬治療の新たな選択肢として提供することで、爪白癬患者様並び医療従事者様のニーズに応えてまいります。

承認の概要

販売名 ネイリン®カプセル100mg
成分・含量(1カプセル中) ホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物 169.1mg
(ラブコナゾールとして100mg)
効能・効果 <適応菌種> 皮膚糸状菌(トリコフィトン属)
<適応症>  爪白癬
用法・用量 通常、成人には1日1回1カプセル(ラブコナゾールとして100mg)を12週間経口投与する。
包装 84カプセル(PTP 14カプセル×6)

 

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